紹介
もともと『F.E.A.R.』は2005年に発売されたゲーム。2006年にマルチプレイ部分を独立化、再調整して無料公開したものが『F.E.A.R. combat』である。
製作はどちらもMonolith Productions。
入手方法は、公式ウェブサイトでアカウントキーを入手しインストールするだけである。
韓国産のオンランインFPSのようにお金がかかることはない。
ゲームのモードは主にデスマッチ(DM)、チームデスマッチ(TDM)、キャプチャーザフラッグ(CTF)。
各ゲームモードには『F.E.A.R.』のウリであるスローモーを使えるタイプもある。
一応ルールを説明しておく。
DMは自分以外が敵というルール。
TDMは2チームに分かれて行うDMである。
CTFは相手チームの陣地にある旗を、自分の陣地にある旗の場所まで運ぶというルール。
スローモーありのサーバーではスローモーを発動するためのブースターがマップのどこかに置かれている。
ブースターを入手すると自動でゲージが溜まっていき、一定量を超えるとスローモーを発動できる。
しかしブースターやそれを所持するプレイヤーの位置は全プレイヤーから丸見えになるため(ウォールハック状態)、相手からは執拗に攻撃されることとなる。
ところでスローモーありのサーバーはあまり人気がない。
理由は至極簡単で、スローモーを発動される側は一方的に攻撃されるのみなので面白くないという理由。
もう一つは実力に差があれば、スローモー状態の敵が無双状態になってしまう点もあるだろう。
これがスローモーを発動するためのブースターである。 入手すればポイントが溜まっていくが、その分敵に狙われやすくなる。 |
選んだ武器は死亡時に他の武器へ変更することが出来るので、戦局によって柔軟に戦える。
初期武器の他には、マップのあちこちにスーパーウエポンと呼ばれる強力な武器が落ちている。
他にも敵を倒したときに落とす武器を入手することで様々な武器を使うことがデキル。
プレイヤーキャラクターの耐久力は、マップに落ちているアーマーを拾っても低いのでリアル系寄りといえる。
しかし回復キットを携帯したり、武器によっては走りながら撃っても弾がそれほど散らないことからスポーツ系的であるとも言える。
また格闘攻撃(パンチ、キック)は当たれば即死ダメージとなっている。
したがって『FEAR combat』はリアル的でありながらスポーツ的な要素を持ち合わせるゲームであると言える。
リアル的な要素は他にも、ヘッドショットのダメージが大きい、リーンができる、立ち止まらなければ当たらない武器がある、など。
スポーツ的要素は、グレネードは敵に当たれば爆発、現実にはありえないほど強力な兵器の存在、ある程度高いところからジャンプしてもダメージが少ない、などがある。
全体的にマップは狭くプレイヤーの耐久力も低いために、DM(デスマッチ)ではハイスピードな展開での戦闘が繰り広げられる。
特に狭いマップではグレネードがあちらこちらで爆発し、リスポンキルなど当たり前のように行われている。
サーバーの設定により足の速さを変えることができ、早ければスポーツ系のような戦闘が、遅ければタクティカルな戦闘を楽しめる。
初期状態で選べる武器は5種類。 それぞれに長所と短所がある。 |