紹介
FPSというジャンルを作り上げてきたid softwareが2004年に発売をしたゲームが、『DOOM3』である。『DOOM』といえばFPSと呼ばれるジャンルがなかった頃に一人称視点のゲームを世に出した画期的なゲームである。
その『DOOM』から10年経って、続編となる『DOOM3』が新たなコンセプトと共に現れたわけだ。
開発には4年以上を費やしているが、長い時間をかけた分だけの売り上げや評価をされている。
海外では初代XBOX版も発売された。
超大作の触れ込みで発売されただけあって、中古がかなり出回っており、現在でも入手に困ることはない。
またSteamでの販売も行われている。
ちなみに超有名なゲームではあるが、日本語化はされていない。
その理由はゲームエンジンが日本語(というか2バイト文字)をサポートしていないからである。
ただ、ゲームで流れる英語の量は多いものの、クリアするために必要な情報はほとんど無いなので文章を読まなくても出来ると思う。
どうしてもわからなければ日本語の解説・攻略サイトを見ればいい。
主人公はムキムキのタフな男だ |
開発会社から言わせれば、『DOOM3』はホラーゲームなのだそうだ。
2004年最高のグラフィックスと”影”の描写により、非常にリアルでグロテスクなモンスターが暗闇から押しかかってくるようなシーンを使って恐怖感を演出している。
影の表現はやり過ぎではないかと思えるほど濃く、暗い場所では懐中電灯を点灯させていないとまったく見えない。
しかも懐中電灯と武器は同時にもてないので、いつ襲われるかわからない恐怖を抱きつつ暗闇を探索することになる。
またホラー演出としては、急に音が鳴ったり敵が現れたりするビックリ系が多いのも特徴だ。
ものすごくわかりやすく『DOOM3』のホラー要素を表現するならば、お化け屋敷を想像して欲しい。
しかしゲーム後半ではホラー要素がかなり薄れている。
敵がこれでもかとひっきりなしに登場する場面が多くなり、恐怖感はなくなる。
前半は人型の敵が多い |
前半は、暗闇を進みながらその都度出現する敵を着実に仕留める場面が多い。
非常に暗いのでどこから敵が出てくるのかが分かりにくく、しかも他のFPSと違って敵の不意打ちをうけることが多い。
プレイヤーの後ろ側から突如として敵が出現したり、目の前にワープしてくるのである。
しかも敵から攻撃を受けると画面がグラグラ揺れて何が何だか分からなくなるので、敵から攻撃を受けないように動く必要がある。
アクション要素が濃いのも『DOOM3』の特徴である。
敵の攻撃は見切りやすい攻撃がほとんどである上に、近距離になればなるほど威力が増す武器が多いため、敵に接近して積極的に攻撃を与えるのが有効だ。
特にショットガンの使いやすさと威力は非常に高いので、最初から最後まで主力武器として活躍する。
そしてゲーム後半になるにつれて出現する敵が多くなり、攻撃も激しくなってくる。
と同時に、こちら側の武器も強力かつ豊富に手に入るので、撃ちまくり倒しまくりの爽快感が得られる。
ゲーム前半はホラーゲーム、後半はアクションゲームだと言えるだろう。
ちなみにプレイ時間がやたらと長い。
ここ数年のゲームとしてはかなり長く、初回プレイは最低でも20時間はかかる。
DOOM3で一番お世話になる敵がインプだ |