紹介
開発はCrytekで販売元はElectronic Arts。Crysisの外伝的作品となっていて、単体でも動作する。
本編では仲間の一人だったサイクスを主人公に据えた別視点で描かれるアナザーストーリー。
時間軸は本編とまったく同じ同時進行でストーリーに更なる奥行きを持たせるようになっている。
『クライシス ウォーヘッド』は、無印の『クライシス』と同様に完全に日本語されているものが発売されているので、それを買ったらいい。
PCゲームとしては珍しくメニューや字幕、音声までが丁寧にローカライズされている。
拡張作品としての意味合いからボリュームがやや少ないものの、その分値段は抑えられている。
今回の主人公サイクス軍曹 |
シナリオライターには『バイオショック』などを手がけた人を迎えている。
しかしストーリー重視ということで、その代償として自由度は本編と比べて低下している。
その代わりにイベントシーンや章ごとのカットシーンが豊富に用意されている。
もうひとつ本編と違っている点は、敵との戦闘がより激しくなったこと。
主に敵となる北朝鮮兵の耐久力は低くなっている分、同時に出現する数が大幅に増えている。
ついでにエイリアンも量が多くなってかなりチョコマカ動くようになっているので、非常にいやらしい敵に様変わりしている。
そして入手できる武器や弾薬の数、固定砲台や乗り物の数が本編と比べると非常に多い。
爆発エフェクトも派手になっていることから、これは「たくさんの敵を相手にしてくださいよ」というメッセージなのだと思われる。
クライシスでは超絶なグラフィックを見せてくれたが、ウォーヘッドでは少し質を落としているために動作はほんの少しだけ軽くなっている。
ただしメモリの消費はクライシスよりも多くなっているようで、マップロード時には2GBを超えるメモリが消費されるらしい。
とりあえず同時期に発売されているゲームの中では最重量級のタイトルであることに変わりは無い。
あとは、周りが氷付けになるシーンでも急激に負荷がかかるようなことはなくなっていたことを書き添えておきたい。
無印のクライシスでは後半のフローズンアイランド状態では負荷がかかりすぎていたために、人によっては設定を低くする必要が出てきたくらいだった。
わざわざ設定を調整しなくてもできるようにしたことは煩わしさが減っていいことである。
雪原のシーン |