紹介
『ゴーストリコン アイランドサンダー』(以下『アイランドサンダー』とする)はUBI発売のゲームである。今回はXBOX版のレビューを行うが、PS2とPCでも発売されており、それぞれの製作チームが違うため内容が少しずつ違う。
主にXBOX版を中心として開発し、他の機種はおまけといった具合のようである。
特にPS2版の出来はかなりお粗末なようなので、買わないほうがいい。
もともとこのゲームの前に『ゴーストリコン』というゲームが発売されていた。
『アイランドサンダー』はなんなのかというと、『ゴーストリコン』で利用したゲームのエンジン(中身)を再利用して新たなミッションを作ったものだ。
このような形式の販売形態はPCゲームでは割と一般的で、一般に拡張パックと呼ばれている。
2010年現在、ダウンロードコンテンツとして発売されることが多い。
そして拡張パックは本編よりも中身が少ない代わりに安価で販売される。
ついでに言わせて貰うと拡張パックの評価は本編よりもよくないことが多い。
その理由は様々であるが、どうしても二番煎じにならざるを得ないことが最も大きな理由なのだと思う。
『ゴーストリコン』のストーリーは、各国から選りすぐられた特殊部隊の隊員が世界情勢安定のために活躍するというものである。
訓練された優秀な隊員が最新装備で武装し、テロ組織なんかを相手に特殊作戦を実行するゲームだと思って欲しい。
『ゴーストリコン』は屋外を舞台にするミッションが多く、屋内を舞台にする『レインボーシックス』(同社から発売されている)とは一味違う作りになっている。
選りすぐりのエリートから出撃する隊員を選ぼう。 |
一定の広さを持つ空間が与えられ、その中で色々と行動をするゲームのことである。
『ゴーストリコン』は箱庭ゲーである。
箱庭のなかで与えられた任務をこなし、任務を完了すればクリアとなる。
『アイランドサンダー』の舞台はキューバで、ミッションごとに実に多彩なマップが用意されている。
『ゴーストリコン』は他のゲームと比べてもリアル系と呼ばれている。
味方も敵も銃弾が一発当たれば死んでしまうし、移動しながらの攻撃なんかあたるはずもない。
アクションゲームとしての面白さは期待しないほうがいい。
伏せないと、いくら狙撃しても遠くの敵にはなかなか当たらないのだから。
プレイヤーは2チーム6人に分かれており、それぞれにどこまで移動するかという指示を出すことが出来る。
ちなみにチームメンバーはボタンを押せば個別に操作できるようになっている。
この2チームを上手く動かして敵を排除するのがこのゲームの肝である。
また味方は特殊部隊の隊員であるのでかなり優秀である。
無理をさせなければ敵に負けることはないし、無駄な行動をして死ぬようなこともない。
味方が敵を排除してくれる。 |