紹介
『ブロークン・ソード 眠れる竜の伝説』はイギリスのRevolution Sonftwareが開発、日本ではマーベラスインタラクティブがローカライズを行ったアドベンチャーゲームである。ブロークンソードは『眠れる竜の伝説』を含めて4作品とリメイク1つが出ている。
ただし日本向けにローカライズされているのは本作だけである。
シリーズ化されてることからも分かるように、シリーズ自体は欧州では根強い人気がある。
ちなみにシリーズで最も評価が高いのは『眠れる竜の伝説』だ。
一作だけのローカライズということもあって、日本ではあまり売れなかったようだ。
価格は安いものの出荷本数は少なくて見つけるのが難しいかもしれない。
主人公は二人いる。こちらがジョージ。 |
何かアクションをとれる場合は、特定のボタン(コントローラーの右側にある○△□×のこと)を画面表示に応じて押せば、自動的にアクションをする。
難しい操作は必要とされていない。
したがって、『眠れる竜の伝説』は純粋なアドベンチャーゲームだ。
とはいえ海外のアドベンチャーゲームらしい難しさはある。
全体的にヒントが少ないので、気づかなければ一生気づかないような些細なことで何十分・何時間も詰まる可能性がある。
試行錯誤して謎解きを楽しめるかどうかが『眠れる竜の伝説』を楽しめるかどうかの分かれ道になりそうだ。
ただ、攻略情報は探せばすぐに見つかるので、どうしても攻略できなくなってしまったときの救済はある。
むしろ数十分考えて分からなければ攻略情報や攻略ヒントを見てさっさと進めてしまった方が健全に楽しめるだろう。
その理由は魅力的な登場人物にある。
もうひとりの主人公ニコ。 |
他のゲームであればシリアスな場面になるようなところでも、お気楽なジョークや発言が飛び出すこともしばしば。
そしてアドベンチャーゲームっぽい質疑応答場面や、アイテムの説明をする場面では、ユーモアのある文章が散りばめられている。
ストーリーは唐突な展開が多く、前作との兼ね合いもあって若干説明不足だが、そのかわりキャラクターの面白さでプレイヤーをグイグイ引っ張っていく。
クリアまでの時間は謎解きに時間がかからなければ十時間程度だ。
アドベンチャーゲームの常として、短い期間に一気にやらなくては勿体ない。
古代遺跡を探索する、古代の謎を解くといった場面もあり、お手軽「インディジョーンズ」ともいうべきゲームだ。
こんなことを平然と言ってのける登場人物たち。 |