レビュー
戦闘が非常に細かいところまで調整がされているMMORPG
導入
MMORPGにおいてチュートリアルは大切である。
どのMMORPGも同じように遊べてしまうから忘れがちだが、初心者でも遊べるようにしなければならないからだ。
また、冒険する世界をよりょく知るためにも導入部分は大切だ。
『ブレイドアンドソウル』はストーリー的にもシステム的にも非常に親切にチュートリアルが用意されている。
これによって誰もが安心してゲームの中に入ることができる。
ただ、こうしたチュートリアルが不自然に感じてしまう人もいるかもしれない。
他に細かい点になってしまうが、キャラクリエイトの豊富さ、インターフェイスの良さ、効果音の良さといった点も評価できる。
何十時間も遊ぶゲームなのだから自分の思ったとおりのキャラで遊びたいし、インターフェイスは簡潔であるべきだし、効果音もまた適切であるべきだ。
『ブレイドアンドソウル』はそういった
基本的な部分が良くできている。
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パーティプレイ
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戦闘
では『ブレイドアンドソウル』の戦闘について見ていこう。
既に述べたとおり、『ブレイドアンドソウル』は「使われるボタンを極力少なく」してるのが特徴だ。
それでいて「スピード感のある戦闘」を実現しているのだから驚きだ。
例えば「スペースキー」と「Bキー」にスキルを割り振ったとき、「スペースキー」を押してスキルを発動したあと、コンボとなるスキルが画面上に表示される。
このスキルを発動するためには「スペースキー」を押せばよい。
大抵のゲームならコンボスキルは「スペースキー」とは別の「Bキー」に割り振られている。
つまり、他のゲームは色々なキーを組み合わせてコンボとするのに対し、『ブレイドアンドソウル』では同じボタンをタイミングよく連打することでコンボが生まれるのだ。
しかもこのコンボはスピード感のある動きに支えられている。
スピード感のある戦闘を、少ないボタンで楽しめるようになっていると言えるだろう。
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様々なクエストがある
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TPSとは異なる簡潔さ
ノンターゲッティング方式のゲームなのでTPSとうり二つだが、違いもある。
大きく言うと「
厳密に狙う必要がない」点を指摘できる。
『ブレイドアンドソウル』では的にむかって厳密に狙いを定める必要がない。
というのも強烈な補正がかかっているのである。
しかもこの補正が絶妙極まりなく設定されている。
一方のTPSでは一点にむかってマウスを厳密に操作しなければならない。
補正がかかっていると的に当たるか外すかが結構分かりにくくストレスがたまりがちだ。
ところが『ブレイドアンドソウル』ではあまりにも絶妙なため、ストレスがなく的を狙うことができる。
この操作感は触ってみないと分かりにくいと思うが、ノンターゲッティング式ゲームのお手本ともいえるほどのできばえだ。
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詠唱中・・・
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コンテンツの単調さ
ところが『ブレイドアンドソウル』は戦闘が面白いのに対し、
コンテンツが単調である。
やることが最初から最後まで同じだ。
すなわち、クエストを受け、敵を倒し、クエストを完了し、次の街へ行き、そこでもクエストを受け…といつまで経っても同じことの繰り返しだ。
比較的プロットが練り込まれているとはいえ、これでは飽きる。
また、インスタンスダンジョンの数が少なく、やり込みたくてもやり込みにくい。
加えて戦闘がやや単純化されているため、操作に飽きてしまいやすい点も気がかりだ。
私は前述の通り褒め称えたが、
操作が簡単ということは逆に言えば操作に飽きやすいことも意味している。
スピーディで誰もが楽しめる飽きやすい操作を目指すか、複雑で誰もが楽しめないが空きにくい操作を作るか…。二律背反である。
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幻想的な世界
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一人用MMORPGなのか?
ブレイドアンドソウルは一人で遊ぶMMORPGなのかもしれない。
MMORPGなのにフィールド上には2人以上で倒さなければならないMOBが非常に少ない。
ごく普通にクエストをこなして狩りをするだけでは他のプレイヤーとまったく接点がない。
インスタンスダンジョンで人が集まるといっても、集まってクリアすればオシマイだ。
なのでいつまで経っても一人で遊んでいることになる。
MMORPGというよりも、普段は一人用のRPGでソロプレイし、ときにはインスタンスダンジョンのために人をあつめる。まるでMORPGのようだ。
別にそれが悪いわけではないが、MMORPGを期待していた人たちには不満だろう。
とはいえ、簡にして要を得ている戦闘の操作体系は揺るぎない。
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インスタンスダンジョンのボスだ
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