紹介
『AREA 51(エリア 51)』2005年に発売されたFPSである。販売はMidwayで開発は同じMidwayのAustin Studiosという部署。
PS2とXBOXでもマルチ展開されているタイトルなので、グラフィックレベルやゲーム内容はコンシューマ準拠となっている。
2008年10月からはPC版が無料で公開されている。(もちろん英語版なので注意)
配布しているウェブサイトからダウンロードをしてインストールするだけなので面倒な操作はまったく必要としない。
日本ではPS2版がサクセスによって発売されている。
エリア51というのはアメリカのネバダ州にあるアメリカ軍の基地がある場所のことである。
ここは厳重な警備がされていて、そのため秘密の実験、とりわけ生物化学兵器や地球外生命体に関するものの実験が行われているのではないかという憶測や風説が絶えない。
で、このゲームではエリア51で宇宙人による実験が行われていたという設定のもとストーリーが展開する。
ほらほら宇宙人ですよ、と |
もうちょっと突っ込めば『HALO』をかなり意識して作られているように感じる。
全体的にフワフワしている操作体系やストーリーに力が入れられているところ、非常にシンプルなゲームシステム、SFの世界とくれば、どうしても『HALO』と比べてしまう。
まあそれでもAREA51ではただのクローンにならないように方向性を見定めて作りきっている。
基本的に敵の耐久力は人間型であってもエイリアン型であって低めに設定されており、数の多さでこちらを圧倒するようになっている。
その分敵の動きはかなり遅く設定されており、これはコンシューマ向けの調整と思わせる。
激しい銃撃戦 |
敵を倒しやすいということもあるが、銃声を含めた射撃感覚は良好で両手に銃を持って射撃することもできる。
特に音は方向が非常にわかりやすく、なおかつ多くの銃声音がはっきりと聞き分け出来るような高いレベルにある。
もう一つの戦闘における特徴は、ゲーム中盤から主人公がミュータントへと変身できることだろうか。
変身すればかなり高い攻撃力で敵をなぎ倒すことができる。
単調になりがちなゲームプレイにアクセントをつけるだけでなく、爽快感を演出することに一役かっている。
インターフェイスはPCゲーム向きに作りかえられておらず、デフォルトのキーバインドは一般的なFPSのスタイルと違っている。
したがってプレイするに当たっては自分の好きなように組み替えないと少々面食らうかもしれない。
解像度の設定は選べるものの、他のグラフィック調整項目や音声の切り替えはまったくない。
どうもこれらはビデオカードなどのPCスペックに応じて自動的に決定されるようである。
ミュータントへ変身 |