テレビゲーム文化論 紹介・感想 --FF2400-- ゲームのレビュー・紹介
最終更新日 2010年8月
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テレビゲーム文化論
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著者:桝山寛
出版社:講談社
出版年:2001年
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メディアプロデューサーの桝山寛が執筆。
ゲームの歴史や、日本文化とゲームの関係、ゲームの究極系をロボットとして話が進められている。
かなり話題が飛んでしまって、メインのテーマがまったくつかめないので 読みにくいかもしれない。
示唆的な発言が多く、10年近く前の本だが鋭い考察も多い。
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●人間の相手をするコンピューター
□中心話題は本の半分のみ
読後の印象は悪い。
題名と内容に差が存在するばかりか内容の構造もヘンテコなので、何が言いたかったのかわかりにくいからだ。
文化論についての話題はわずかである。
本の構成が「相手をしてくれる機械としてのゲーム」を中心としている。
著者は、結局は相手をしてくれるコンピュータゲームというものが最終的にはAIBOのようなロボットとして現れるとしている。
その一方でゲームに脈々と受け継がれるのは「楽しさ」である。
ロボットも楽しさの表現である、というのがおそらく主張だと思う。
長々と述べているけれど結論が見当たりにくいし、何も興味深いことを述べていないのが×。
それまでの考察は面白い。
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★★★
話があちらこちらへ飛んでいて、内容が散漫で読みにくい。
ゲームについての考察は面白いが、結論は大したことも言っていない。