ゲームクリエイターになりたい人の本 紹介・感想 --FF2400-- ゲームのレビュー・紹介
最終更新日 2010年5月
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ゲームクリエイターになりたい人の本
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著者:成美堂出版編集部
出版社:成美堂出版
出版年:2008年
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トップクリエイター7人のインタビューとゲーム制作の組織について超基本的なことが書かれている本である。
学術本とかではなく、ゲーム業界の紹介本といった趣が強い。
名越稔洋、岡本吉起、三上真司、植松伸夫といった有名な人から、さほど有名でない人まで(とは言っても小さな企業の社長だったりする)のインタビューがメインの構成だ。
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●情報が少ない
□カプコンひいき?
実に4人がカプコンに関係する人物である。
これは会社の雰囲気とか規約にも関係することなのだろうが、同じような話になってしまっている。
インタビュアーもカプコン関連の人物なのか、話す調子がカプコン寄りである。
任天堂やソニー、マイクロソフト関連から誰もインタビューがないのは本としての内容に欠ける。
またトップクリエイターでなくとも下請けとか、もっと泥臭い話があってもよかったのではないだろうか。
インタビューについては名越と岡本の話はためになると思う。
他の人は身の上や普通の話が多くてつまらない。
まあ130ページしかないことも手伝ってたいした情報はない。
興味深いのはトップクリエイターたちのスケジュールぐらいか。
インタビューは面白い事は面白いが、もっと突っ込んだ話をしても良かっただろう。
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★★
クリエーターインタビューは確かに見所はあるが、それも一部だけ。
わざわざ読むものでもないだろう。