[欧米ゲーム事情] 欧州で文化保存のため、過去のゲームを全て動かせるエミュレータを開発 Gpara.com

http://www.gpara.com/kaigainews/eanda/2009021702/

 

ゲームをプレイするには、そのゲームに応じたプラットフォーム(ゲーム機やPC)が必要。昔のゲームを遊びたいと思ったら、ホコリをかぶった昔のゲーム機を引っ張りだすか、リメイクを待つしかなかったのだが、もし、過去に作られたどんなゲームでも動かせる万能の環境ができたとしたらどうだろう?

 そんな夢のようなプロジェクトが “KEEP” (Keep Emulation Environments Portable)。デジタル文化を保存するため、 過去に作られた、ゲームを含むデジタルファイルやソフトウェアを動作させる環境を実現しようとしている。欧州連合は、この野心的なプロジェクトに402万ユーロ(日本円にして約4億7000万円)を出資することを、科学ニュースサイト“New Scientist”が報じた。

 

 エミュレータとは、過去のハードウェア・プラットフォームや、ストレージ・メディア、オペレーティング・システムの機能を再現し、新しいハードウェアで古いソフトウェアを動作させることを可能にしてくれる。既存のエミュレータは、ハードの移り変わりにしたがって開発しなおさなければならなかったが、“初めての汎用エミュレータ”となるKEEPの場合、新しいプラットフォームへの移行が容易となるという。

 同プロジェクトに携わっている英ポーツマス大学のDavid Anderson博士は、「デジタル技術の急速な進歩により、いまや1990年代のプログラムでさえも時代遅れになり、永久に失われる危険がある」と指摘。「初期のゲーム機やコンピュータといったハードウェアはすでに博物館でも見られるが、動作しているところを見せなければ、楽器を展示しておいて音楽を聴かせないのと同じ。それは将来の世代にとって文化的な痛手だ」と述べている。

 ゲームをきっちり文化としてとらえ、動作も念頭におきながら本格的な保存事業に乗り出すところは、さすがは歴史を大事にする欧州というべきか。このエミュレータ、具体的にどんなものになるのかまだ想像がつかないが、統一プラットフォームを要望する声が出るようになって久しいゲーム業界では、大きな注目を集めるかもしれない。

 

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感想

ゲーム先進国を気取っていた日本ではこういうことが行われることが無かった。何を意味するのか・・は色々と考えられそうだ。

[欧米ゲーム事情] ゲームファンはレビューをしちゃダメ? 開発者の一言から大きな問いかけ  Gpara.com

http://www.gpara.com/kaigainews/eanda/2009041502/

 

ゲームを購入するにあたり、多くの人が参考にしているであろうゲームレビュー。このレビューについて、あるゲーム開発者が「ジャーナリストはファン心理でレビューをしないでほしい」と厳しいコメントを発した。

 その開発者とは、人気アクションゲーム『God of War』のクリエイターであるDavid Jaffe氏。彼は、ゲームニュースサイト“1UP”のポッドキャストの中で、次のように語った。

「メディアがファンと同じようにゲームで盛り上がってくれるのは悪い気持ちはしないが、一時の興奮にのみこまれて購入者の信用を失う危険もある。ジャーナリストたちにはこう言いたい。“お前たちはお金をもらってんだろ? だったら、まずファンではなくジャーナリストとしてレビューをしてくれ”とね。広告代理店の戦略に踊らされ、グラフィックがすごいと騒ぎ立てるばかりでなく、批評眼をしっかり持ってほしい。今、あまりにも多くのゲームが、むやみやたらに高い評価点をもらいすぎている。それでは情報の受け手のためにはならない」

 なるほど、Jaffe氏の言葉はしごくもっとも。だが、Jeremy Henderson記者はこの言葉に対し、逆に疑問を投げかけた――ゲームファンは本当に、レビューをしてはいけないのだろうかと。

 例えば、映画やテレビ、クルマ、スポーツといったゲーム以外の分野を見てみよう。そういった専門分野でレポートやレビューをしているのは、たいてい、対象分野を愛し、詳しい知識を持っている人たちだ。スキューバの道具はスキューバダイバー、ステーキハウスは食通の人にレビューをしてもらうのが一番。ゲームの場合も、プレイヤーの嗜好を最もよく理解し、情熱を注ぐことのできるゲームファンこそが、レビュワーに最も向いているのではないか? と、Henderson記者は、様々な人物の言葉を引き合いに出して訴えている。

 ゲームファンと一口に言っても、その中には、表層的な情報に浮かれて有頂天になり、判断の目が曇ってしまう人もいれば、逆に、冷徹な評価をきちんと下せる人もいるはず。私たちが本当に読みたいのは、後者のタイプのファンが情熱をこめて語るレビューなのではないだろうか?

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感想

>一時の興奮にのみこまれて

レビューサイトを運営している人間からしてみると、これは痛いほどよく分かる。新作ゲームを興奮覚めやらぬうちにレビューしてしまうと不自然に点数が高くなってしまう恐れがある。すでにアップロードしたレビューのいくつかは興奮するまま書いてしまっているので、今から見ると恥ずかしい。それでも批評を仕事としているジャーナリストは新作ゲームを誰よりも早くやり終えて書き終えなければならない。どれだけ冷静な目をもてるかが大切だろう。

 

 

【TGS2010】 遠藤雅伸氏と高橋名人が対談 onlinegamer.jp

http://www.onlinegamer.jp/news/18451/

 

 

昔のゲーマーと今のゲーマーの違いは?

遠藤氏昔のゲーマーってなんだか分からないけどマゾばっかりなんですよ。(会場に向かって)俺マゾには自信あるって人!?いっぱいいますね(笑)

高橋名人:昔のゲームって難易度を上げれば上げるほど喜ぶプレイヤーが多かったんですよ。ハドソンのタイトルで「桃鉄」に出てくるキングボンビーというキャラクターがいるんですが、子供が怖がる家庭以外は、キングボンビーが出る設定のほうを遊ぶんですよ。いじめられるほうを選ぶというか。今のゲーマーは無難に遊んでるね。

遠藤氏:今のゲーマーは幼稚園の子供と同レベル、と(笑)。

高橋名人:昔ほど「このゲームを攻略してやる!」という意気込みが感じられないかな。

遠藤氏:攻略本を見ながらプレイしちゃうみたいな。

高橋名人:RPGゲームを買ってきてまず一回は自力でクリアしないと。

遠藤氏:あとはうまい人の動画を見るだけで満足しちゃって。実況動画とかだけ見て自分では遊ばないという人が増えてきたかな。

高橋名人:だからゲームが売れないんだよ!70年代後半から80年代にコンピュータゲームが登場しだして、その頃の子供が今30~35歳くらいだよね。昔はゲームがなくてテレビばっかりの子供が、ファミコンが登場した時の衝撃は、今の子供には味わえないからね。その差があるというか、ゲームに対する理解度も今の子供の方が高いよね。

遠藤氏:やっぱり子供のころからやっているやっていないの差が、ゲームに対しての差でもあるよね。

 

[欧米ゲーム事情] 誰がPCゲームを殺したか? 1位に選ばれたのは、あの…… Gpara.com

http://www.gpara.com/kaigainews/eanda/2009071501/

 

現在、北米のPCゲーム市場は、家庭用ゲーム機の市場に押されがち。店頭でPCゲームの専有面積はますます小さくなるばかりだし、ソフトメーカーはPC版のリリースを後回しにするか、中止するようになってしまった。“コアなPCゲームは死んだ”と形容する人さえいる。

 そんななか、ゲーム業界ニュースサイト“IndustryGamers”は、誰がコアなPCゲームを殺したか、その犯人捜しをする記事を掲載した。担当記者のDavid Radd氏が、主な“容疑者”として挙げたのは以下の要因。

・ラップトップPCの台頭
 一般にデスクトップPCよりスペックで劣るラップトップPCの普及にともない、ハイスペックを要求するPCゲームはプレイしづらくなってきた

・DRM(デジタル著作権管理)
 違法コピー対策として、近年さまざまなソフトに取り入れられた新種のコピーガードは、インストール回数の制限や、不安定な動作などでユーザーの不評をかった。しかも、コピーガードを導入したソフトでさえも海賊版が出回り、その有効性には疑問が持たれた

・違法コピー
 正当な代価を支払わずに、違法コピーをする(または用いる)ゲーマーにも責任がある

・ハードウェアの相性など
 従来からPCゲームにつきまとっている問題。ゲームを快適にプレイできるよう設計されたPCもあるが、ゲーム機よりも高価で、快適に使える期間も決して長くはない

・Xbox 360の登場
 オンラインサービスを特徴とし、PCと似たアーキテクチャを持つXbox 360は、家庭用ゲーム機のビジネスを根底から変えた。PCゲームメーカーの参入が容易になり、コアなPCゲーム市場はますます縮小

・Windows Vista
 PCゲームの抱える課題を解決するプラットフォーム、との鳴り物入りで登場したWindows Vista/Games for Windowsだが、厄介なセキュリティ処理、処理速度の遅さなど、問題点や果たされなかった約束は多い。VistaはPCゲームを助けるどころか、むしろ痛めつけた

 そして最後に挙げられたのが、Xbox 360やWindows Vistaをリリースしてきた、他ならぬマイクロソフト。同社は、Bungie社やLionhead社など、もともとPCを土俵にしていたデベロッパを買収してXboxプラットフォームへのソフト開発を推し進める一方、PCゲームとして成功していた『Flight Sim』シリーズのACE Studioや、『Age of Empires』『Halo Wars』で有名なEnsemble Studioなどを閉鎖。Xbox/Xbox 360向けタイトルの開発に力を注ぐあまり、PCゲームをおろそかにした張本人……と、なかなか手厳しい。

 とはいえ、Radd記者本人も認めているように、PCゲーム市場は決して死んだわけでない。確かに、パッケージ販売されるコアなPCゲームは衰えているが、オンラインゲームやカジュアルゲーム、インディーズはむしろ盛況だ。先に挙げた要因も含めた市場の大きな変化が、今の状況を形作っているのであって、特定の犯人を名指しするのは難しいのではないだろうか。

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感想

 

パソコンというのはオープンな場所なので、マイクロソフト一人ががんばればどうにかなるという場所ではなくなっている。大きいメーカーがパッケージソフトを大規模な宣伝とともに売るというモデルには、もうPCという場所はそぐわないのかもしれない。