カッコイイと感じる言葉?

題名とか、店の名前とかに英語やフランス語またはイタリア語などをつかっているのをたまに見かけませんか?手垢がついた名前だと「レストラン××」、「ビストロ○○」とか、「リストランテ□□」とか。

私の仮説なんですが、昔と今ではおしゃれと感じる名前が変わっていていると思うのです。たとえば「銀座」という名前をお店の名前につけているのをみると、今では古くさいか歴史があると感じる(銀座ライオンとか銀座アスターとか)。しかし、当時はオシャレな名前だったのではないか。先ほど述べた銀座ライオンは明治、銀座アスターは昭和元年創業のお店です。当時、裕福な家族がおめかししてデパートや繁華街へって行くという時代ですよね。

でまあ時代が下ると、使い古されてしまうわけです。名前が。銀座とか、レストランとか。もっと大胆に言い換えると、日本語や英語が聞き慣れて陳腐化してしまった。だからフランス語やイタリア語のような語感を持ち出して異国情緒を引き出すと、なんだかおしゃれに感じる。もちろんイタリア料理の店で英語の名前をつけたらおかしくなってしまうので、整合性をつけるという意味もあります。

英語はかっこいい?

で、英語がかっこいいとか、なんだかすげえと感じるのはまだまだ残っている面もあるのではないかと思います。わかりやすい例はビデオゲームや映画、その他海外製のコンテンツの翻訳です。

よく考えてみてください。大昔であればカッコイイ翻訳を考えていたわけです。たとえば小説の『The Catcher in the Rye』を64年に野崎さんが『ライ麦畑でつかまえて』と訳している。ところが2003年には村上春樹さんが『キャッチャー・イン・ザ・ライ』とそのままの題名で出した(村上春樹の立場というのも考える必要はありますが)。

スターウォーズだって、『新たなる希望』(4部)→『帝国の逆襲』(5部)→『ジェダイの帰還』(6部)と旧シリーズは翻訳された後に、新シリーズは『ファントム・メナス』で始まっている。こうして英語そのままにして「読んだ印象」を伝えるようなものが増えている。

ビデオゲームの場合、黎明期から多くの作品で英語の題名が使われている。日本製のゲームであってもなぜか英語がタイトルですよね。 『マリオブラザーズ』を訳したら「マリオ兄弟」、『スパーマリオブラザーズ』を訳したら「超マリオ兄弟」、『ドラゴンクエスト』を訳したら「龍を巡る冒険」、『バイオハザード』を訳したら「生物災害(生物学的危害)」、となるはず。しかしどう考えてもマヌケになってしまうせいか、ビデオゲームのタイトルは英語のままで発売されることが多い。

そして映画でもゲームでも、吹き替えでなくて英語音声を好む人が多い。主な理由は「吹き替えだと雰囲気が悪くなるから」だそうです。まあそれについて詳しくは述べませんが、「英語だとなんだかすごい」と感じるのは今でもかわらないのでしょうね。